つるブログ
ミヤマテッケイ/深山竹雞
2025.04.11

目次

大雪山の23.5K地点をゆっくり歩いていると
學名: Arborophila crudigularis
英文: Taiwan Partridge
IOC繁體字:深山竹雞 〔臺灣山鷓鴣〕
今日は台湾・大雪山での自然散策中に出会えるかもしれない、ちょっと特別な野鳥「ミヤマテッケイ(深山竹雞)」についてご紹介します。
野鳥ファンの聖地、大雪山
台湾でミヤマテッケイを観察できる場所として最も有名なのが、ここ大雪山。
多くのバードウォッチャーが訪れるまさに“鳥見の楽園”で、海外のバードウォッチャーからも「大雪山で鳥を見たい!」というリクエストがあるほどの人気スポットです。
「グルル、グルル」という鳴き声が聞こえたら大チャンス!
大雪山の23.5K地点をゆっくり歩いていると、午前9時ごろ、または午後3〜4時ごろにどこからともなく聞こえてくる「グルル、グルル…」という独特な鳴き声。
もしその声を耳にしたなら、あなたはとってもラッキー! それは、台湾の固有種「ミヤマテッケイ」の鳴き声なんです。
ミヤマテッケイってどんな鳥?
ミヤマテッケイは、とても臆病で警戒心が強い鳥。標高800〜2300メートルの山林に生息しており、なかなか人前には姿を現しません。でも、午後3〜4時ごろには、群れで出てくることもあるそうです。

観察のコツは「静かに待つ」こと
もしミヤマテッケイを実際に見てみたいなら、午後3〜4時ごろに、静かな場所でじっと待つのがコツ。
会えたら奇跡のひととき
出会いはまさに“運次第”。敏感で、少しの物音や動きでもすぐに藪の中へ隠れてしまいます。特に午後3〜4時、霧が出ているタイミングがチャンスと言われています。大雪山23.5K地点で、静かに耳をすませてみてください。
もしかしたら、その小さな体に秘めた神秘的な鳴き声とともに、彼らがそっと姿を現してくれるかもしれません。

special thanks: staff Li Yue, staff James and Mr. Nakamura
=スタッフより=
2026年春、日本の方を対象としたバードウォッチングツアーを企画中です。詳細は追ってお知らせします。お楽しみに~