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ブッポウソウ/佛法僧〔三寶鳥〕
2025.05.07

目次
學名: Eurystomus orientalis
英文: Oriental Dollarbird
IOC繁體中文: 佛法僧〔三寶鳥〕

台湾での姿はレア!冬の迷鳥「ブッポウソウ」
在台地位:
ブッポウソウは、台湾では非常に珍しい冬鳥または渡りの途中に立ち寄る過境鳥として知られています。
観察時期:
主に秋から冬(おおよそ10月〜翌年3月)にかけて観察されることが多く、渡りのシーズンにもまれに姿を見せます。
出現場所:
台湾全土で記録がありますが、特に南部・東部、そして離島(蘭嶼や金門など)で見られる可能性が高いとされています。

ブッポウソウの特徴とは
体長: 約30cm
羽の色:
鮮やかで美しく、全体的にブルーやグリーンを基調とし、背中は少し茶色がかっています。
飛翔姿:
飛んでいるときは、翼の裏側に見える黒と青のコントラストがとても目を引きます。
鳴き声:
「ガーガー」と聞こえるような、少ししゃがれた独特の声で鳴きます。

習性と食性
食べ物: 主に昆虫(カブトムシやバッタなど)を食べますが、小型の爬虫類やネズミなども時には捕食します。
行動: ふだんは単独かペアで行動し、高い場所にとまって地面の獲物を観察するのが得意です。飛行能力にも優れています。

台湾での出会い方
ブッポウソウは台湾では一般的な鳥ではありませんが、バードウォッチャーの間では「出た!」となる注目の存在。特に金門や恒春半島での記録が多く見られます。
定期的に渡来するわけではない「迷鳥(まいちょう)」に分類されるため、毎年必ず会えるとは限りません。その年の渡りの状況次第なんです。
こんなブッポウソウに出会えたら、それはとてもラッキー!秋冬のバードウォッチングの大きな楽しみのひとつですね。

special thanks: staff Li Yue, Mr.Wan, staff Chen, Mr.Nakamura
=スタッフより=
2026年春、日本の方を対象としたバードウォッチングツアーを企画中です。詳細は追ってお知らせします。お楽しみに~